孔子が死んでこそ国が生きる

孔子が死んでこそ国が生きる

孔子が死んでこそ国が生きる

1999年に出た韓国人による反儒教の書。
発表当時韓国ではベストセラーだったらしい。
韓国というのはどうしようもない国でその一因は儒教思想にあると思うが韓国人自身がそれをどのように捉えているかに興味があり本書を読んでみた。
しかしかなりの期待外れ。レベルが低すぎる。
儒教を捨てたとして代わりに何を軸にするのかという視点が欠けている。
やみくもに儒教を廃したところでアノミーに陥るかカルトに乗っ取られるだけではないか?
著者は中国文学が専門の大学教授らしいが学者が専門以外のことに手を出すとろくなことにならないという典型であろう。